吉田沙保里 金メダル レスリング女子フリースタイル55キロ級 3連覇 [オリンピック]
吉田沙保里 3連覇! レスリング女子フリースタイル55キロ級
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世界女王、吉田沙保里選手が3連覇を達成しました!
女子のフリースタイル55キロ級決勝で吉田沙保里選手(29 ALSOK)は、トーニャ・バービック選手(カナダ)に2―0で勝利。
アテネ、北京の両五輪に続く金メダルを獲得し、五輪3連覇を達成しました!
日本女子選手では63キロ級の伊調馨選手(28 ALSOK)に次ぐ2人目の快挙です!
第1ピリオド1分40秒に相手の左足をとり、尻をつかせて3点先取。
このピリオドをとって王手をかけます。
第2ピリオドも攻めの手を緩めず。
1分33秒にはタックルから相手を場外に押し出し、1ポイント。
さらにこのプレーに相手が再審判のチャレンジをし、認められなかったため吉田選手に1点が加点され2点。
このまま試合終了のホイッスルが鳴り、勝利となりました!
バービック選手とは昨年9月の世界選手権決勝でも対戦。
接戦の末に勝利しましたが
「負けるかと思ったし、怖かった。」
と、試合後は敗戦への恐怖から涙を流した吉田選手。
この一戦で「研究されている」と感じた世界女王は、間合いを詰める近距離スタイルに変更。
これが原因で自分を見失い、一時不振に陥いりもしました。
女子代表の栄和人監督は
「あれだけ悩んだのは吉田のレスリング人生で初めてだろう。」
開会式では、日本選手団の代表として騎手を務め、大役も果たました。
栄和人監督(52)に加え、五輪では初めて、元レスリング選手の父の栄勝コーチ(60)がセコンドに入り、親子で戦いました。
初戦、3回戦ともに勝って当然という表情。
準決勝は、今年5月に58連勝を止められたワレリア・ジョロボワ選手(ロシア)に雪辱を果たし、ついにガッツポーズ!
そして、金メダルを獲って約束通り父を肩車し、最高の笑顔となりました。
実は吉田選手は、これで3度の五輪と、02、03、05~11年世界選手権の優勝を飾り、「人類最強」と呼ばれたアレクサンダー・カレリン選手(ロシア)と並ぶ「五輪+世界選手権12連覇」を記録しています。
吉田沙保里の父・栄勝コーチ
「最高です。
最初はどうしても硬くなっていた。
決勝は最後の試合だと思って、悔いのないように思いっきりやれと言った。
3連覇はぴんとこない。
五輪に勝つだけでもすごいのに。
3連覇は本当にすごい。」
栄和人監督
「正直、この五輪は難しいと思っていた。
沙保里もトンネルを抜けきらない感じだった。
いろんな人に支えられた。
まだ力を残している感じで、最後に爆発してくれた。
3連覇は今でも信じられない。」
なんなく連覇したようにみえましたが、違うんですね。
トップアスリートの絶え間ぬ努力は見習いたいものです。
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